犬と好奇心

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新しい年が、やって来た。
この年は、戌の年だ。
尤も、「戌」 という字を我々は普段使わない。
「犬」で充分、普通にあの愛らしい動物のことを表現できる。

もちろん、決して愛らしいというイメージだけが犬にはある訳ではない。
例えば 「イヌ」 というと、「諜報者」 みたいなイメージがある。
良く言えば、好奇心旺盛な存在という訳だろうか。

でも好奇心なら、どんな動物にだって備わっている。
多分犬は、それをストレートに表す存在なのだろう。

猫だって、好奇心豊かに周囲を見回している。
ただ、決してそれとは悟られないように立ち居振舞う。
眠っているのかと思うと、ちゃんとこっちのことを認識し観察している。

こっちには、猫はいつも眠っているものという先入観がある。
だから、いつも猫をそんな目で見てしまう。
猫の方も、調子を合わせる。
人間が期待する猫像を、見事に演じているようだ。
分かってはいても、それを正せと猫に求める方は誰もいない。

犬の生き方と猫の生き方と、どっちの方が幸せだろうか?
生存能力の強い、サバイバル型の生き方はどっちだろう?

新春の新聞で現代の若者像を記していたが、まるで猫そっくりのものだった。
理屈だけで考えれば、猫の生き方はサバイバル的順応に満ちている。
でも実際には、猫的特徴を持たない若者を少なからず知っている。

コミュニケーションをとり易いのは、やっぱり猫より犬の方だと私は思う。
それに、猫の生き方でうまくやって行くにはそれなりの才能が必要だとも。
楽で得をしているように思えはしても、あれでなかなかの才能を要求されるのだろう。

自分の損得勘定を見せてしまえば、付き合ってくれる方はぐっと少なくなるに違いない。
相手の損得勘定を考えて、我々は誰かと付き合う訳ではない。
その辺りのコントロール、とてもできまへん。

ともあれ、飼っていようといまいと犬はとても良いパートナーだろう。
犬の好奇心とその表現法を学びながら、戌年を過ごしてみようと思う。

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