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zoom RSS Smegma with Steve McKay / Thirty Years of Service

<<   作成日時 : 2005/06/04 22:38   >>

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イギー・ポップ率いるストゥージスが 35 年前に発表した
アルバム "Fun House" にサックス奏者として参加。
そして近年に欧米の各国において行われたストゥージス
のライヴに要員として復帰したスティーヴ・マッケイ。

スメグマがそのマッケイを迎え発表したのが、コレである。
Radon [ 元素か怪獣か、どっちだろう?] というレーベル
からの、2004 年録音作品。
カタログ番号は、どうも記載されていない。

25 年前にロサンジェルス・フリー・ミュージック・ソサエティ
[ 略称 LAFMS ] から発表した魅惑のファースト・アルバム
"Glamour Girl 1941" に、「棒に振った5 年間」なる副題
を付けていたスメグマ。

数えてみれば、きっちり年数を合せて今回のアルバムは
命名されている。

毎度お馴染み、日常がゆっくりと底なしの情念世界に変容して行くような感覚の即興演奏から音楽は開始される。
即興は何時の間にかロックに向かうが、思い出したように元に舞い戻る展開。

ロックの展開は、ホークウインドみたいなノリを持つ。
サイコ・セラピーとしての雑食音楽に対する嗜好を核とする共同体、あるいは部族染み込んだノリだろう。
そこに、サーフ期のペル・ユビュにも参加したジュ・スク・リート・ミートの流麗なスチール・ギター。
そして、マッケイのサックスが混入するアマルガムとしてこの音楽は立ち現れる。

ライヴ感覚がモロなこの演奏だが、メンバーである Dr. ID 家の地下室「スメグマ・スタジオ」での録音なのである。

さてロックの影はなかなか全貌を見せず、やがてヘヴィな宇宙エレクトロニクスが活躍する情念のマグマが音の場を
支配する。
再び即興演奏が姿を現し最早この感じで閉幕かと思いきや最後の最後、満を持してロックが出現する。

何度も首をもたげてはこっちを向こうとしていたそのロックは、ロッキー・エリクソンのナンバー "John Lawman" だった
のだ。
アマゾン・バンビなのだろうかあるいはオビリヴィアのものだろうか、女声が激しくシャウトする背後で技術的熟成など
はなから相手にしない分厚いロックが響く。

この一点に集結したエレメントに熱い想いを馳せるならばコレぞ、「70 年代の共闘」 なのかも知れない。
だが同時にスメグマの独壇場としか、たとえマッケイが参加していようともそう呼ぶしかないのだ。
何故なら、スメグマは時代性など最初から超越しているのだから。

「時代性がナンボのもんじゃい!」 ‐ 川崎ゆきおが創生した、「猟奇王」による発言からの引用である。

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追記
スメグマのメンバーからのメールによれば、リチャード・メルツァーの参加した最後のアルバムの筈。だが、"Rumblings" でと同様変名にて記載されているようだ。

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