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zoom RSS ジョセフ・ハマー奏法の秘密を探る

<<   作成日時 : 2014/10/21 11:00   >>

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ジョセフ・ハマーのテープ・マニピュレーション講座 @ Cafe Futuro。
FUKUGAN GALLERY での "Decoding Hammer" と併せて得ることはとても多くありました。
何よりも Joseph Hammer の奏法を実践的に理解することが出来たことは大きいでしょうね。

彼が使うのはその場で作成するテープのループ。
長さはせいぜい数メートルでしょう。
そこからあの演奏を創生するのだから究極のミニマル・ミュージックと言って良いのでしょうね。
ただこのループは面白いことに演奏の間にどんどん変化して行きます。
それはサイクリックにデッキのヘッドを通過しますがその時に起こる変化には度肝を抜かれました。

ヘッドは消去・録音・再生の順で並んでいます。
これらを通過するテープとヘッドの間にを Joseph は手で少しだけ距離を設けますがその効果が面白い。
消去ヘッドを通過する場合ヘッドと対峙する部位に従いテープからは一部の情報だけが消えてしまいます。
録音の場合はこの逆んことが起こり一部の音だけが録音される。
自在にテープのコンテンツをコラージュの様に変化させているのだから驚くしかありません。
再生に際してもどの部分をヘッドと接触させるかに従いテープに刻まれた情報の一部だけが音として現れます。

どの部分が現れるかは完全にアナログ。
ディジタルの様に「ゼロか百か」という選択には依存しません。

これについて Joseph は「選択肢は無限なので究極のマルチ・トラック音源と言って良いだろう」 と力説。

それにソルマニアの Masahiko Ohno さんが一週間前に語っておられたことが想い起されました。
「ヘッドとテープの間に距離を設定すると消去・録音・再生は不完全となる」と言います。

従って尚更に微妙なマニピュレーションを行うことが出来るのでしょう。

Joseph は「ヘッドは何もテープの情報だけを読み取るのでは無い。
部屋を構成する環境の全てをキャッチして音に変えてしまう」 とも強調していました。

もうひとつ Joseph の言ったことが印象に残っています。
「オープン・リール・デッキと時期テープの開発は 1930 年代にドイツと日本において全く独立に勧められた。
とりわけドイツでは後にヒットラーが自分の演説を全て記録に残そうとして随分な推進を行ったのだ。
アメリカはそうした技術を応用したに過ぎない」 と。
なおこの写真に写っているデッキはアンペックスによる携帯することが出来る最初のデッキだと言う説明でした。
Joseph はこれを 4 ドルで入手しましたが最初は動かなかったので修理して使っています。

ヘッド部分はしっかりしているとのお話。
普通はアクシデントでしか無い現象を演奏技術に変えてしまう彼の発想は本当に面白いと想います。

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