音薬談

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zoom RSS "Howard" が照射するテンセズそしてスメグマの骨格像

<<   作成日時 : 2014/04/28 11:00   >>

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このアルバムは audioMER という新興レーベルから出版されたザ・テンセズの新しい LP である。
テンセズとはスメグマのジュ・スク・リート・ミートとジャッキー・スチュワートから成るデュオなのだ。
彼らはロサンジェルス・フリー・ミュージック・ソサエティ (LAFMS) において非常にアクティヴな存在と言えるだろう。
オレゴン州ポートランドに在住しているが何処に棲んでいても彼らのスピリットは常に LAFMS とシンクロしている。
新作はタイトルを "Howard" と言うが驚くほどクリアな音にまず驚かされる。
「スメグマのメンバーである彼らが創生するのだから」 という先入観はまず効力を持たない。
つい 「ロー・ファイ」 などと言う言葉で表現してしまいそうな彼らの音楽と "Howard" は表層が余りにも違う。

でもじっくり聴いてみるならばそれらは何れも非常に的を得て構成された 『野生の実験音楽』 と言って良いだろう。

そして彼ら独特の佇まいに照合すれば奇妙な位に本作はまとまり過ぎているという印象を与えるかも知れない。
だがやたらクリアに聞こえるこの作品においても彼らが放射する奔放さは相変わらずだ。
「ロー・ファイ」 だろうが 「クリア」 だろうがそんな事情はもう彼らの音楽にとって大したことでは無い。
かつて音の表層に現れた 「ロー・ファイ」 らしさは独特のダイナミズムが生まれる間際の副産物だった。
"Howard" と彼ら過去の作品を聴き比べてみればそのことを驚くほど良く理解することが出来る。

このアルバムにはテンセズそしてスメグマの音楽骨格像が明確に投影されていると想う。
そして "Howard" の後でスメグマの音楽に接すればその周囲に漂流する電子雲の妙を堪能することが出来る。
でもそれは勿論そんな楽しみ方も在るというだけの話だ。

"Howard" 自体が持つ透明なサイケデアリアは周辺知識の有無には全く依存しない。

あるいはサイケデリアなどと言う言葉もここでは最早必要無いだろう。

実験音楽の最も望ましい姿がこの作品には刻印されている。

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